業務用エアコン(天井埋込カセット形)のクリーニングの流れ|現場写真でご紹介
お店や事務所の天井についている四角いエアコン(天井埋込カセット形)は、見た目はきれいでも、パネルの奥のファンや熱交換器にホコリや汚れがたまっていることがあります。今回は、実際のクリーニング作業の写真を使って、作業の流れと「自分でできる範囲・プロに任せる範囲」をご紹介します。
- 天井埋込カセット形は、パネルの奥のファンや熱交換器にも汚れがたまります。
- 洗浄の流れは、養生→分解→洗浄→乾燥→組み立て→試運転です。
- フィルターや外装は自分で、分解を伴う内部の洗浄はプロに任せるのが安心です。
- 料金は料金表で、業務用エアコンクリーニングが25,000円〜です。
業務用エアコンの汚れが与える影響
業務用エアコンは、フィルターだけでなく、ファンや熱交換器にもホコリや汚れがたまります。汚れがたまると、次のような影響が出ることがあります。
- 風が弱くなる(風量の低下)
- 冷暖房の効きが悪くなり、電気代が増えることがある
- においや、吹出口まわりの黒ずみ(カビ)の原因になる
- 排水(ドレン)まわりの汚れが、水漏れにつながることがある
お店や事務所では、お客様や従業員の方が過ごす空間の空気にも関わります。「風が弱い」「においが気になる」と感じたら、点検・洗浄のタイミングです。
クリーニングの全体の流れ
天井埋込カセット形の洗浄は、大まかに次の順番で進めます。メーカーが公開している作業例(ダイキン工業)とも、基本の流れは同じです。
- 電源を切り、必要な道具をそろえる
- 床や机、パソコンなど周囲を養生する
- パネル・フィルター・ファンなどの部品を取り外す
- 本体を養生し、洗浄液をかけて高圧洗浄する
- 取り外した部品を別に洗い、よく乾かす
- 部品を組み立て、試運転で動作を確認する
作業前の確認と電源オフ
まず、機種のタイプとパネル・フィルターの外し方を確認します。外し方は機種ごとに違うため、取扱説明書の手順に沿って進めるのが基本です。無理に力をかけると、爪や部品の破損につながります。
そのうえで、運転を止め、エアコン専用のブレーカーを落としてから作業を始めます。洗浄では水を使うため、電源の遮断は必ず行います。
パネルを外して内部を確認
パネルを外すと、外から見えなかった内部の状態が分かります。下の写真では、本体まわりやファンの周辺に黒ずみ汚れが確認できました。
ファンまわりの汚れ
送風用のファンは、空気を吹き出す要となる部品です。汚れがたまると風の出方が偏ったり、においや音の原因になったりします。表面だけでなく、羽根の隙間や奥側まで確認します。
ドレンポンプも点検
カセット形は、エアコンの中で発生した水(ドレン水)を、ポンプで排水側へ送る構造のものがあります。写真は取り外したドレンポンプです。汚れや詰まりがあると排水がうまくいかず、水漏れの原因になるため、洗浄の際にあわせて状態を見ておきます。
モーターや基板、スイッチなどの電装部品に水がかかると、故障やショートの原因になります。プロの作業では、これらを外すか、シートでしっかり覆ったうえで洗浄します。
取り外した部品を洗う
取り外したパネルやファンは、本体とは別に洗います。写真のように、屋外で高圧洗浄機を使い、汚れを洗い流します。洗浄液を使う場合は、部品の素材に合ったものを選びます。
洗い終わった部品は、水気をしっかり切って乾かします。濡れたまま戻すと、カビや故障のもとになります。
本体の洗浄と養生・排水
天井に付いたままの本体は、袋状のシートで覆って(養生して)から洗浄します。洗浄液や汚れた水が、周囲の床や備品に飛び散らないようにするためです。シートの下端をホースのようにまとめ、バケツへ流して回収します。
回収した水は、写真のように黒っぽく濁っていました。普段は見えない汚れが、これだけ内部にたまっていたということです。
洗浄に使った水や洗浄液は、地域のルールに従って適切に処理します。排水口にそのまま流してよいとは限りません。
組み立てと試運転
部品が乾いたら、元どおりに組み立てます。最後に電源を入れ、冷房・暖房が正常に動くか、異音や水漏れがないか、リモコンが反応するかを確認して作業が終わります。
自分でできること/プロに任せること
家庭用を含むフィルター掃除の考え方はエアコン掃除はどこまで自分でやっていい?でも解説しています。業務用エアコンでも、フィルターや外装の表面など、手が届く範囲は自分でお手入れできます。一方、分解を伴う内部の洗浄は、失敗すると故障や水漏れにつながるため、専門業者に任せるのが安心です。
| 作業 | 自分で | プロに依頼 |
|---|---|---|
| フィルターの掃除機がけ・水洗い | ○ | — |
| パネル・吹出口まわりの拭き掃除 | ○(脚立の安全に注意) | — |
| ファン・熱交換器の洗浄 | × | ○ |
| ドレンポンプ・排水まわりの点検 | × | ○ |
| 天井高のある場所での作業 | × 転落の危険 | ○ |
※機種により異なります。必ず取扱説明書をご確認ください。
自分でフィルターを掃除するときは、次の点に気をつけてください。
- 運転を止め、ブレーカーを落としてから始める
- フィルターは掃除機でホコリを取ってから、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗う(高温のお湯は変形のもと)
- 洗剤が残らないようしっかりすすぎ、日陰でよく乾かしてから戻す
- 天井の高い場所では、脚立を使い、できれば2人で作業する
料金の目安(料金表より)
料金表では、エアコンクリーニングの料金を次のように掲載しています。いずれも「円〜」の最低工事費用です。
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 業務用エアコンクリーニング | 25,000円〜 |
| ルームエアコン簡易清掃(掃除機能なし) | 10,000円〜 |
| ルームエアコン簡易清掃(掃除機能あり) | 20,000円〜 |
※現場の状況により金額が変わる場合があります。出張・お見積りは無料です。詳しくは料金表をご覧ください。
まとめ
業務用エアコン(天井埋込カセット形)のクリーニングは、養生をしたうえで分解し、部品と本体を洗って乾燥させ、組み立てて試運転するという流れで行います。パネルの奥のファンや熱交換器の汚れは、外からは見えにくいため、風量の低下やにおいが気になったら早めの点検がおすすめです。
フィルターなど手の届く範囲は自分で、分解を伴う洗浄は専門業者に。神戸市・尼崎市・伊丹市で業務用エアコンのクリーニングをご検討の方は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
どのくらいの頻度でクリーニングすればいいですか?
営業しながらでも作業できますか?
家庭用エアコンと同じ方法でいいですか?
料金はどのくらいですか?
参考:業務用エアコンの掃除・洗浄クリーニング方法とは?|ダイキン工業
E-lec株式会社は、神戸市・尼崎市・伊丹市・芦屋市で、エアコン工事・電気工事を行っています。料金は料金表でご確認いただけます。業務用エアコンの洗浄やお手入れも、まずは状況をお聞かせください。
